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この記事のみを表示する又吉直樹さんの「火花」について

読書

 又吉直樹さんは読書家で知られている。
 神保町を歩く、というようなバラエティー番組を観ると、たしかに読書家であるようだ。しかもコアな。私などでは買わないような単行本を、神保町の古本屋で購入している。
 私のまわりには、小説を書いているというひとが、わりと多い。
 リアルな世界で、小説を書いているひと率がどれくらいなのか、わからないが、多いほうだと思う。
 それは私が小説を書いているので、「私も書いている」とカミングアウトしてくるひとが、多いからかもしれない。
 口先だけのひともいたが、実際に書いて、文芸雑誌に投稿しているひとたちもいた。
 私自身が本をよく読むほうなので、そういうひとに会うと、好きな作家や最近読んだ本のタイトルを聞くようにしている。
 それでわかったことだが、小説を書くひとは、他人の小説をあまり読まない。とくに新しい作家は読まない。好きな作家を聞くと、新しめの作家は、せいぜい村上春樹さんくらいで(私も好きだが、新しいといっても、すでに60歳を超えている)、夏目漱石、芥川龍之介が多い。

「それって、中学、高校で読んだ作家じゃ…」

 文豪には違いないが、かれらがそれらをお手本にしているとは思えない。

 文学ではないが、おすすめとして、伊坂幸太郎さんの小説をあげたりすると、「だめ」という。実際には読んではいなくても。
 まあ要するに、他人の小説には興味がない。世間がもてはやすような小説はどうでもいい。大学時代には、そういうひとがよくいた。

「おれの書く小説が最高なのだから、他人の小説を読む必要がない」

「おれの作品は、世界に向かって投げつける爆弾だ。おれは爆弾を何個もかかえているんだ」

 そのひとが作家になったという話は聞かない。女と駆け落ちして消息を絶った、という情報が最後だった。人生はたしかに昔の作家っぽい。

 他人の小説を読まない作家がいてもいっこうにかまわないが、他人の小説を読む作家の作品のほうが好きだ。そういうのは、作品に如実にあらわれる。読めばわかる。そういうものではないだろうか。 
 小説を書いている、という私の知り合いは、おそらく「火花」を読まないだろう。

 又吉さん小説、「火花」は、又吉さんが過去に読んだ小説の滋養、蓄積がしっかりと活かされている小説だと思う。


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